「大手」に決まった基準はない。確かめられるのは運営会社

ほかの比較サイトでは、資本金や公開されている取引実績などで「大手」を選んでいます。資本金は登記で確かめられますが、実績の件数は各社の自己申告で、同じ物差しでは比べられません。

当サイトは、公式サイトに書かれている運営会社の情報だけで分けました。上場企業またはそのグループの会社が運営しているか、カード会社や金融グループのサービスか、金融機関と資本業務提携を結んでいるか、です。どの会社も、運営会社は国税庁の法人番号で実在を確かめています。

運営会社のグループを公式サイトで確かめた8社

順位会社運営会社のグループ・提携手数料買取額個人事業主
1OLTA(オルタ)
OLTA株式会社
金融機関と資本業務提携
公式:「OLTA、りそなHDと資本業務提携を締結」
2〜9%下限・上限なし 対象公式サイト
2AGビジネスサポート
AGビジネスサポート株式会社
アイフルグループ
公式:「グループ会社 アイフル株式会社 ライフカード株式会社」
2〜9.9%1万円〜上限未確認 対象公式サイト
3FREENANCE(フリーナンス)
フリー株式会社
freee(フリー株式会社)が運営
公式:「会社名 フリー株式会社」
3〜10%1万円〜上限なし 対象公式サイト
4labol(ラボル)
株式会社ラボル
上場企業の子会社(セレス)
公式:「「資金調達プロ」は株式会社セレス(東証プライム上場)の子会社である株式会社ラボルが運営しているため」
10%1万円〜上限未確認 対象公式サイト
5GMO BtoB早払い
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
上場企業(GMOペイメントゲートウェイ)
公式:「東証プライム上場企業によるサービス提供で安心してご利用いただけます。」
1〜12%100万円〜上限未確認 法人のみ公式サイト
6stera finance(ステラファイナンス)
三井住友カード株式会社
カード会社(三井住友カード)
公式:「三井住友カードの将来債権ファクタリングサービス」
1.25〜15%1万円〜800万円 未確認公式サイト
7マイナビブリッジ(法人専用ファクタリング)
株式会社マイナビブリッジ
マイナビグループ
公式:「安心のマイナビグループが運営」
未確認未確認 法人のみ公式サイト
8マネーフォワードケッサイ
マネーフォワードケッサイ株式会社
上場企業グループ(マネーフォワード)
公式:「マネーフォワードケッサイ株式会社 東証プライム上場 株式会社マネーフォワード グループ」
未確認未確認 未確認公式サイト

並びは掲載順です。運営会社のグループ・提携の欄は、各社の公式サイトの記載をそのまま引いています(出典はこの記事の最後)。

銀行の子会社のファクタリングは、当サイトの掲載にはまだない

「銀行系」と呼ばれるのは、銀行グループの会社が行うファクタリングです。当サイトの掲載には、銀行の子会社が運営するファクタリングはまだ入っていません。掲載の中で金融グループに近いのは、三井住友カードのサービスである stera finance と、りそなホールディングスと資本業務提携を結んだOLTAです。

stera finance は、三井住友カードの将来債権ファクタリングです。a pack・stera tap の売上代金のうち、Visa・Mastercardの売上分が対象と公式サイトに書かれていて、カード決済の売上がある店舗向けです。請求書の売掛金を売る一般的なファクタリングとは、使える人が違います。OLTAは信用金庫とクラウドファクタリングを共同で提供していて、資本金(資本準備金を含む)は70億5,305万円と公式サイトに書いています。

大手だから手数料が安いとは限らない

手数料の上限を公開している大手の候補を見ると、OLTA(オルタ)が2〜9%、AGビジネスサポートが2〜9.9%、FREENANCE(フリーナンス)が3〜10%、labol(ラボル)が10%、GMO BtoB早払いが1〜12%、stera finance(ステラファイナンス)が1.25〜15%です。上限が12%や15%の会社もあり、運営会社が大きいことと手数料の低さは結びついていません。

手数料を決めるのは、取引先の信用、支払期日までの日数、2社間か3社間か、です。運営会社で候補を絞ったら、同じ請求書で2〜3社の見積りを取り、手数料と手数料以外の費用を合わせた総額で比べてください。上限の低い順の比較は手数料の相場にあります。

大手ほど、対象や金額の条件が決まっている

大手の候補には、使える人や金額の条件を先に決めている会社が多くあります。GMO BtoB早払いは法人だけが対象で、買い取る売掛金の相手も法人に限っています。マイナビブリッジも法人専用です。反対に、ラボルとFREENANCEはフリーランス・個人事業主向けのサービスで、1万円から申し込めます。

申し込んでから対象外と分かると、書類をそろえた手間が無駄になります。表の「個人事業主」と「買取額」の欄で、自分が対象に入るかを先に確かめてください。個人事業主が使える会社は個人事業主・フリーランスのファクタリング、法人の選び方は法人ファクタリングにまとめています。

大手と独立系は、契約の中身で比べる

残りの35社は、上場企業や金融機関とのつながりを公式サイトで確かめられなかった会社で、規模が小さいという意味ではありません。この中にも、手数料の上限を公開していたり、償還請求権がない(ノンリコース)と明記していたりする会社があります。

運営会社がはっきりしていることは安心材料の一つですが、安全かどうかは契約で決まります。売掛先が払えなくなったときに買い戻す義務がないこと、手数料と手数料以外の費用が契約前に示されること、契約書を事前に受け取れることを確かめてください。避けたい業者の特徴はファクタリング会社の選び方に書いています。

運営会社のグループを確かめた会社(掲載順)

OLTA(オルタ) 金融機関と資本業務提携/2〜9% 公式サイトを見る
AGビジネスサポート アイフルグループ/2〜9.9% 公式サイトを見る
FREENANCE(フリーナンス) freee(フリー株式会社)が運営/3〜10% 公式サイトを見る

PR並びは掲載順のままです。

よくある質問

ファクタリングの大手はどこですか?

「大手」の基準は決まっていません。当サイトは、公式サイトに書かれている運営会社のグループや上場の有無で分けています。上場企業またはその子会社・グループが運営していると公式サイトに書いているのはlabol(ラボル)、GMO BtoB早払い、マネーフォワードケッサイです。

銀行系のファクタリング会社はありますか?

銀行の子会社が運営するファクタリングは、当サイトの掲載にはまだありません。掲載の中では、stera finance がカード会社(三井住友カード)のサービスで、OLTAがりそなホールディングスと資本業務提携を結んでいます。

大手のほうが手数料は安いですか?

安いとは限りません。大手のグループ会社にも、手数料の上限を12%や15%としている会社があります。手数料は運営会社の規模ではなく、公開されている上限と見積りで比べてください。

大手なら安全ですか?

運営会社がはっきりしている点は安心材料ですが、安全かどうかは契約の中身で判断してください。売掛先が払えなくなったときに買い戻す義務(償還請求権)がないこと、手数料と費用が契約前に示されることを確かめてください。

大手は個人事業主でも使えますか?

会社によります。GMO BtoB早払いとマイナビブリッジは法人だけが対象です。ラボルとFREENANCEは個人事業主・フリーランス向けで、AGビジネスサポートとOLTAは法人と個人事業主の両方を対象にしています。

この記事の根拠

各社の条件は、会社ページの「この条件は、どこに書いてありましたか」に公式ページの抜粋と出典URLを載せています。確認できなかった項目は「未確認」とし、推測では埋めていません。実際の手数料・入金日・利用の可否は審査と契約で決まります。