借りる・売るの違いを確認する

項目売掛債権担保融資買取型ファクタリング
取引売掛債権を担保に融資を受ける対象の売掛債権を譲渡する
利用後融資契約に沿って返済する契約に沿って債権の回収・送金を行う
費用利息に加え、保証・登記・管理等の費用を確認手数料と追加費用を確認
継続管理担保残高などの報告が必要な契約がある譲渡対象と回収・送金状況を管理
確認する窓口金融機関・信用保証協会等買取会社

ABLは売掛債権だけでなく、在庫や機械設備などを対象にすることもあります。日本銀行の解説でも、事業に関係する資産を担保にする融資として整理されています。

年利と1回の手数料を、そのまま比較しない

融資の年利と、債権売却の1回分の手数料は期間の単位が違います。比較するなら、必要な金額と資金を使う期間をそろえ、実際の費用を円で出します。

例えば仮の融資条件で、100万円を年3%・30日、365日の日割りで借りる利息は約2,466円です。一方、額面100万円を手数料5%で売却すると、他の費用がなければ95万円を受け取ります。この2例は受取額も異なるため、そのまま優劣はつけられません。融資の保証料や登記費用、売却側の追加費用も含め、自分の条件で見積もりを取り直します。

既存の担保・譲渡契約を先に確認する

現在の融資で売掛金に担保が設定されている場合や、すでに譲渡した場合は、同じ請求書を新しい資金化に使えるとは限りません。金融機関と買取会社へ契約状況を伝え、対象債権や解除の扱いを確認します。

東京信用保証協会のABL保証制度の案内では、対象となる担保資産の残高等を定期的に報告する仕組みが説明されています。継続利用するなら、担当者が変わっても請求書・入金・担保状況を追える台帳が必要です。報告頻度や必要資料は利用する契約で確かめてください。

一時的な入金待ちか、継続的な運転資金か

特定の請求書の入金待ちを短くしたいのか、継続的な運転資金枠を作りたいのかで相談内容が変わります。継続して資金が必要なら、金融機関にABLを含めた融資の選択肢を確認し、日付・費用・管理負担を比較します。

直近の支払いに使う場合は、資金化までに必要な手続きを確認します。「融資は遅い」「ファクタリングなら必ず即日」と一律に決めないでください。通常の売掛債権の買取を比較する場合は、法人向けサービスの条件から確認できます。

よくある質問

ファクタリングも担保融資ですか?

買取型は売掛債権の売却として行う取引です。ただし契約名だけでは法的な性質は決まらず、実態も確認する必要があります。

担保に入れた売掛金を売却できますか?

自己判断では進めないでください。既存契約、担保の範囲、解除条件などを金融機関と買取会社へ確認します。

この記事の根拠

各社の条件は、会社ページの「この条件は、どこに書いてありましたか」に公式ページの抜粋と出典URLを載せています。確認できなかった項目は「未確認」とし、推測では埋めていません。実際の手数料・入金日・利用の可否は審査と契約で決まります。