赤字、滞納、売掛金の状態を分ける

赤字は一定期間の損益の状態、滞納は期限を過ぎた支払いの状態です。一方、ファクタリングで扱うのは売掛債権です。同じ赤字の会社でも、売掛先や請求書、入金見込みは異なります。

整理するもの確認例
損益一時的な赤字か、毎月赤字が続いているか。
支払いいつ、いくら必要か。税や保険料について相談中か。
売掛債権納品済みか、期日は確定しているか、紛争・差押えなどがないか。
利用後手数料負担と、次回の入金が前倒しになる影響。

差押えなどがある場合は、その債権を自由に売却できると判断せず、事実を申告して専門家や関係先へ確認してください。

利用可能という案内は審査通過の約束ではない

日本中小企業金融サポート機構は、公式FAQで赤字や税金・社会保険料の滞納がある場合について利用可能と案内しています。これは申込みを検討できることを示すもので、すべての債権を同条件で買い取る保証ではありません。

自社の状態を隠して申告するより、必要資金と入金予定を整理して相談します。見積もりの際には「利用可否」「最終手取り」「入金予定」「追加書類」を確認してください。他社の「審査通過率」を自分の可決確率に置き換えることもできません。

100万円の前倒しで、来月も不足しないか

仮に100万円の売掛金を90万円で資金化すれば、今の残高は90万円増えます。一方、その売掛金100万円を後から自由に使えるわけではありません。2社間で回収を担う契約なら、回収後に契約に沿った送金が必要です。

「今回の90万円」と「本来の期日に入る100万円」を両方とも使える資金として数えると、計画を誤ります。日本政策金融公庫の資金繰り計画のように、入金と支出を月ごとに置き、前倒し分と手数料を反映します。毎月の赤字が残るなら、繰り返しの利用だけでは解消しません。

資金化と、支払い・経営改善の相談を並行する

税金の支払いについては所管の税務署や自治体、社会保険料は担当窓口に相談します。ファクタリングを申し込むこと自体で納付期限や滞納状態が変わるわけではありません。取扱いや利用できる制度は個別確認が必要です。

経営全体の資金繰りに課題があるなら、中小企業活性化協議会など公的な相談先もあります。資金化の費用を払い続ける前に、回収条件、支払条件、採算の改善を含めて整理しましょう。継続利用を減らす資金繰り表の作り方も参考になります。

公式FAQで対象条件を確認

赤字や税金滞納に関するFAQを公開している会社です。対象の売掛債権と個別審査の条件を確認してください。

サービス申込み対象公開手数料確認して進む
日本中小企業金融サポート機構法人・個人事業主1.5%〜公式サイト

公開条件を比較する候補であり、利用・審査通過を保証するものではありません。並びはサイト共通の掲載順です。

よくある質問

赤字だと必ず審査に落ちますか?

赤字だけで一律には決まりません。赤字でも利用可能と案内する会社がありますが、売掛債権などの審査は必要です。

滞納分の支払いに使えば問題は解決しますか?

一時的な支払いに対応できても、手数料負担や将来の入金減少が残ります。資金繰り全体と納付に関する相談を合わせて進めてください。

この記事の根拠

各社の条件は、会社ページの「この条件は、どこに書いてありましたか」に公式ページの抜粋と出典URLを載せています。確認できなかった項目は「未確認」とし、推測では埋めていません。実際の手数料・入金日・利用の可否は審査と契約で決まります。