通常の請求書買取との違い
| 項目 | 通常の買取型 | リバース型 |
|---|---|---|
| 検討を始める主体 | 売掛金を持つ納入企業 | 支払いを行う発注企業 |
| 相談の目的 | 自社の入金待ちを短縮する | 取引先への支払いを含む仕組みを整える |
| 対象の範囲 | 申し込む債権を選ぶ | 取引先・金融機関などを含めて設計する |
| 実務 | 請求書などの提出・審査・契約 | 参加者の契約、支払データ、運用の調整 |
これは整理のための比較です。リバース型という名前だけで、発注側の支払期限を延ばせる、納入側の入金が必ず早くなる、と決めることはできません。
提供元の公開例で、お金と契約の流れを見る
Tranzaxのサービス利用ガイドでは、発注企業が導入を進め、特別目的会社(SPC)の設立や資金提供者の選定、契約、支払データの整理を行う例が示されています。納入企業は案内された手続きを行い、所定の口座に入金を受ける仕組みです。
この資料は2022年4月版です。仕組みの理解に使い、記載の料金を現在の見積価格として扱わないでください。またSPCが必要かどうかなど、個別商品の構成を他社のサービスへ一般化しないことも大切です。
発注企業が導入前に確認すること
- 対象にする仕入先、支払債務、金額の範囲。
- 従来の支払期日と、導入後の各社の受払日。
- 初期費用、継続費用、資金調達費用の負担者。
- 金融機関等の審査・契約・必要な担保等。
- 取引先への案内、同意や契約の手続き。
- 会計処理、データ連携、障害時の支払い手順。
導入費用だけでなく、毎月の運用と、取引先に参加してもらう負担も見ます。提案資料には資金移動の図を入れてもらい、同じ日付で発注側・納入側・資金提供者の残高変化を確認すると、認識のずれを減らせます。
納入企業が案内を受けたときの確認
発注企業から案内が来た場合は、正式な送信元かを確認したうえで、契約先、入金日、振込口座、手数料、未入金時の窓口を照合します。従来の支払い方法を変更する場合は、社内の請求・入金管理担当にも共有します。
すでにその債権を譲渡・担保設定していないかも確認してください。案内だけで既存契約が自動解除されるとは限りません。自社で保有する通常の請求書を単発で早期資金化したい場合は、請求書買取の仕組みの方が目的に近い場合があります。
よくある質問
リバースファクタリングは即日で使えますか?
取引先や金融機関を含む導入手続きが必要なサービスがあります。単発の請求書買取の最短時間を当てはめず、導入予定を確認してください。
納入企業が単独で申し込む仕組みですか?
一般に発注企業が主体となる点が特徴です。具体的なサービスの参加条件と案内を確認してください。
この記事の根拠
- Tranzax:リバースファクタリング利用ガイド(2022年4月版・仕組みの参照)https://www.tranzax.co.jp/wordpress/wp-content/themes/tranzax/assets/pdf/guide_rvf_ver1.0.pdf
- 三井住友銀行:でんさいファクタリング支払サービス(別方式の比較参考)https://www.smbc.co.jp/hojin/denshisaiken/ikkatu/
各社の条件は、会社ページの「この条件は、どこに書いてありましたか」に公式ページの抜粋と出典URLを載せています。確認できなかった項目は「未確認」とし、推測では埋めていません。実際の手数料・入金日・利用の可否は審査と契約で決まります。