最初に、保有している債権を確認する
| 項目 | でんさいの割引・譲渡 | 請求書を使う買取型ファクタリング |
|---|---|---|
| 対象 | 電子記録された債権 | サービスの対象になる売掛債権 |
| 窓口 | 利用している金融機関等 | 買取サービスの提供会社 |
| 準備 | でんさいの利用契約・対象記録を確認 | 請求書や取引資料、本人確認など |
| 費用 | 割引料・取扱手数料等を確認 | 買取手数料・追加費用等を確認 |
| 不払い時 | 保証記録・求償の扱いを確認 | 償還請求権と例外条項を確認 |
同じ取引に関する請求書があっても、すでに電子記録債権へ切り替わっている場合があります。請求書だけを別の売掛金として扱わず、どの債権が残っているかを取引先・金融機関に確認しましょう。
譲渡できることと、保証がなくなることは別
八十二長野銀行の公開FAQでは、でんさいの譲渡記録時には原則として保証記録がセットになると説明しています。資金化したら自社の責任がすべてなくなるとは限りません。
割引を相談するときは、「債務者が支払わない場合に当社へ請求されるか」「保証記録はどう付くか」を確認します。請求書買取を比べる場合も、広告のノンリコース表記だけで済ませず、契約書の不払い時の扱いを照合してください。
「でんさい活用型ファクタリング」は仕組みを別に確認
りそな決済サービスは、でんさいそのものと、でんさい活用型ファクタリングの利用方法を分けて説明しています。同社の「でんさい発生方式」では、納入企業がでんさいネットへ加入する必要はないなど、通常のでんさいと異なる手続きがあります。
そのため、「でんさい」と名前に入っていれば必ず自社で登録・操作するとは限りません。発注企業から届いた案内で、契約先、登録の要否、資金化を申し込む方法、費用負担者、振込日を確認します。ここに挙げた条件はりそなの公開例であり、別サービスにも同じとは限りません。
今ある契約と、資金が必要な日から選ぶ
すでにでんさいを受け取り、銀行の窓口も決まっているなら、まず割引の可否・日付・費用を確認すると比較条件が明確になります。電子記録されていない通常の売掛金なら、その債権に対応する買取会社を確認します。
手数料だけを見て、必要な日に間に合わない手段を選ばないようにしてください。一方、即日対応を理由に高い費用を受け入れる前に、既存の銀行サービスで間に合うかも確かめます。手取りと入金日をそろえた比較表で整理できます。
よくある質問
でんさいはファクタリングと同じですか?
同じではありません。でんさいは電子記録債権の仕組みです。資金化する場合の割引と、請求書などを使った買取取引を区別します。
でんさいの方が必ず安いですか?
個別条件を確認しなければ判断できません。割引料や取扱費用、必要手続き、入金予定をそろえて比較します。
この記事の根拠
- でんさいネット:よくある質問https://www.densai.net/faq/
- 八十二長野銀行:でんさいの保証記録https://bank.82group.jp/faq/faq-82-densai/faq05.html
- りそな決済サービス:でんさいと活用型サービスの比較https://www.resona-ks.co.jp/service/densai/method/
各社の条件は、会社ページの「この条件は、どこに書いてありましたか」に公式ページの抜粋と出典URLを載せています。確認できなかった項目は「未確認」とし、推測では埋めていません。実際の手数料・入金日・利用の可否は審査と契約で決まります。