貸付条件について、公式サイトに書かれていること
同じ会社の中でも、ABL専用ページと業務案内ページで数字が違うところがあります。どちらかを選ばず、両方を並べます。
| サービスの性質 | ファクタリング(債権の売買)ではなく、貸金業者による融資。売掛債権を担保に取る 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
|---|---|
| 融資対象 | 融資対象は法人 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 保証人・担保 | 保証人・担保の欄は「代表者の個人保証、有する 全ての売掛債権」。よくある質問でも「原則として、代表者様の個人保証と、企業様が有する全ての売掛債権を担保として設定させていただきます。不動産などの担保は不要です」と書かれている 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 融資金額 | 専用ページの貸付条件は「ご融資金額 300万〜」。一方、同社の業務案内ページでは売掛債権担保融資の融資額を「2億円まで」としている 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 実質年率 | 専用ページの貸付条件は「実質年率 7.50% 〜 15.00%」。一方、同社の業務案内ページでは売掛債権担保融資の利率を「年利10.00%〜20.00%」、事務手数料を「0.00%〜3.00%」としており、数字が食い違う 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 業務案内ページの記載 | 業務案内ページの売掛債権担保融資の欄は、利率 年利10.00%〜20.00%、返済期間 売掛金ご集金日、返済方法 一括、遅延損害金 20.00%以内、保証人 場合により必要、事務手数料 0.00%〜3.00%、担保 売掛金 出典: actwill.co.jp/service |
| 遅延損害金 | 遅延損害金年率 20.00% 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 返済方法・期間 | 返済方法は一括または分割返済(元金均等払い)。返済期間・回数は1ヶ月〜3年/1回〜36回 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 返済シミュレーター | 実質年利7.5%・返済期間12ヶ月(元金均等払い)の場合の返済シミュレーターが置かれている。「上記は元金部分の目安です。初回等利息分が別途加算されます」 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 必要書類 | 仮審査のあと、代表者様確認書類、決算報告書、今後の入金予定などを提出して本審査。契約時締結費用は印紙代(実費) 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| ファクタリングとの比較 | 公式ページに「似たサービスである『ファクタリング』との違いをご確認ください」として、ABLとファクタリングの比較が置かれている 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
| 運営会社 | アクト・ウィル株式会社(代表取締役 谷口友祐、東京都豊島区東池袋3-11-9、資本金5,500万円、主要取引銀行 きらぼし銀行東池袋支店)が運営。貸金業の登録番号は東京都知事(5)第31521号。ファクタリング会社と違い、貸金業者としての登録がある 出典: actwill.co.jp/lp5/abl/a8/ |
これは融資であって、売掛金の買取ではない
ファクタリングは売掛債権を「売る」、ABLは売掛債権を担保に「借りる」仕組みです。売るほうには返済という概念がありませんが、借りるほうには返済義務と金利、遅延損害金があります。貸金業の登録も必要です。
公式ページ自体が「似たサービスである『ファクタリング』との違いをご確認ください」として比較を置いています。当サイトでは、手数料と金利を同じ指標として比べられないため、融資として掲載しているサービスに分けています(ファクタリングとビジネスローンの違い)。
担保になるのは1枚ではなく「全ての売掛債権」
貸付条件詳細の保証人・担保の欄は「代表者の個人保証、有する 全ての売掛債権」です。よくある質問でも「原則として、代表者様の個人保証と、企業様が有する全ての売掛債権を担保として設定させていただきます。不動産などの担保は不要です」と答えています。
ここがファクタリングとの最大の違いです。ファクタリングで売るのは特定の請求書1枚ですが、ABLでは会社が持っている売掛債権がまとめて担保に入ります。ほかの取引先への請求も対象になるため、ほかの資金調達を重ねにくくなります。さらに代表者個人の保証も付くので、会社が返せなくなれば代表者個人が返すことになります。
不動産担保が不要な点は利点ですが、「担保が軽い」という意味ではありません。申し込む前に、担保に入る債権の範囲を書面で確かめてください。
専用ページと業務案内ページで条件の記載が違う
同じ会社の中で、ABL専用ページと業務案内ページ(お取り扱い業務)の数字が食い違っています。当サイトはどちらかを選ばず、両方を並べます。
| ABL専用ページの貸付条件 | 業務案内ページの売掛債権担保融資 | |
|---|---|---|
| 実質年率 | 7.50%〜15.00% | 年利10.00%〜20.00% |
| 融資額 | 300万〜(上限の記載なし) | 2億円まで |
| 返済方法 | 一括または分割返済(元金均等払い) | 一括 |
| 返済期間 | 1ヶ月〜3年/1回〜36回 | 売掛金ご集金日 |
| 事務手数料 | 記載なし(契約時締結費用は印紙代の実費) | 0.00%〜3.00% |
| 保証人 | 代表者の個人保証 | 場合により必要 |
上限の年率が10ポイント違い、事務手数料の有無も違います。どちらが自分に適用されるのかを、申し込む前に見積りで確かめてください。遅延損害金は、どちらのページでも年率20.00%(業務案内ページは「20.00%以内」)です。
金利と遅延損害金の見方
ABL専用ページの実質年率は7.50%〜15.00%で、「ご融資額に応じて金利優遇あり」とされています。返済方法は一括または分割返済(元金均等払い)、返済期間・回数は1ヶ月〜3年/1回〜36回です。
専用ページには「実質年利7.5%、返済期間12カ月(元金均等払い)の場合の目安です。ご希望の融資額(300万円以上)を入力してご確認ください」という返済シミュレーターが置かれています。「上記は元金部分の目安です。初回等利息分が別途加算されます」という注記があるので、表示される額がそのまま支払額ではありません。
ファクタリングの手数料は1回の取引で引かれる割合、融資の金利は借りている期間に応じてかかる年率です。短期間で返すなら年率のほうが安く済むこともありますが、返済が長引くと逆になります(ファクタリング手数料の相場)。
必要書類と流れ
流れは、相談・申込み、ヒアリングと仮審査、必要書類の提出と本審査、契約と融資実行の4段階です。本審査で出すのは、代表者様確認書類、決算報告書、今後の入金予定などとされています。契約時締結費用は印紙代(実費)で、融資は指定の金融機関口座へ振り込まれます。
よくある質問には「赤字決算でも申し込み可能ですか?」という設問があり、確実な売掛債権があれば前向きに検討すると答えています。ただし審査の基準そのものは公表されていません。
貸金業の登録番号が公開されている
運営はアクト・ウィル株式会社(代表 谷口友祐、東京都豊島区東池袋3-11-9、主要銀行 きらぼし銀行東池袋支店)です。国税庁の法人番号公表サイトで商号と所在地を照合できます(法人番号 6013301033769)。
貸金業の登録番号は東京都知事(5)第31521号で、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで照合できます。サイトには日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターの案内も置かれています。担保の範囲が広い契約なので、条件に迷ったときの相談先として控えておいてください(ファクタリングは違法か・ヤミ金との見分け方)。
同社の運送業特化のビジネスローンは実質年率3.00%〜で、担保について「第三者保証人・不動産担保は原則なし」とだけ書かれています。売掛債権をまとめて担保に入れたくない場合は、そちらの条件も見比べてください。
請求書1枚だけを資金化したいときの候補
ABLは全ての売掛債権を担保に取る仕組みなので、ほかの取引先への請求まで拘束されます。1枚の請求書だけを現金にしたいなら、その1枚を売るファクタリングのほうが影響は小さく済みます。
下は、個人事業主も対象で、買取の下限が10万円以下と書いている会社です(11社、掲載順)。同じ請求書を2社と同時に契約すると二重譲渡になるので、契約は1社だけにしてください。
| 会社 | 手数料 | 買取の下限 | 公称の最短 | |
|---|---|---|---|---|
| OLTA(オルタ) | 2〜9% | 下限・上限なし | 最短即日 | 公式サイト |
| PayToday | 1〜9.5% | 10万円〜上限なし | 最短30分 | 公式サイト |
| AGビジネスサポート | 2〜9.9% | 1万円〜上限未確認 | 最短即日 | 公式サイト |
| アドプランニング | 2〜10% | 10万円〜1億円 | 最短即日 | 公式サイト |
| 買速 | 2〜10% | 10万円〜1億円 | 最短即日 | 公式サイト |
| FREENANCE(フリーナンス) | 3〜10% | 1万円〜上限なし | 最短即日 | 公式サイト |
| labol(ラボル) | 10% | 1万円〜上限未確認 | 審査後 最短30分 | 公式サイト |
よくある質問
ABLとファクタリングは何が違いますか?
ABLは売掛債権を担保に入れて「借りる」、ファクタリングは売掛債権を「売る」仕組みです。ABLには返済義務・金利・遅延損害金があり、貸金業の登録が要ります。ファクタリングは債権の売買なので返済という概念がありません。公式サイトにも「似たサービスである『ファクタリング』との違いをご確認ください」として比較が置かれています。
担保になるのはどの売掛債権ですか?
1枚の請求書ではありません。貸付条件の保証人・担保の欄は「代表者の個人保証、有する 全ての売掛債権」で、よくある質問でも「原則として、代表者様の個人保証と、企業様が有する全ての売掛債権を担保として設定させていただきます」と書かれています。会社が持っている売掛債権がまとめて担保になり、さらに代表者個人の保証も付きます。ここがファクタリングとの最も大きな違いです。
金利はいくらですか?
公式のABL専用ページの貸付条件は「実質年率 7.50% 〜 15.00%」です。ただし同社の業務案内ページでは、売掛債権担保融資の利率が「年利10.00%〜20.00%」、事務手数料が「0.00%〜3.00%」と書かれていて、数字が食い違います。どちらが適用されるかは申し込む前に確かめてください。遅延損害金はどちらも年率20.00%です。
いくらまで借りられますか?
専用ページの貸付条件は「ご融資金額 300万〜」で上限の記載がありません。一方、業務案内ページの売掛債権担保融資は「融資額:2億円まで」となっています。ここも2つのページで書き方が違います。
返済はどうなりますか?
専用ページでは「一括または分割返済(元金均等払い)」で、返済期間・回数は1ヶ月〜3年/1回〜36回です。業務案内ページの売掛債権担保融資は「返済期間 売掛金ご集金日/返済方法 一括」となっていて、こちらも書き方が違います。実質年利7.5%・12ヶ月・元金均等払いの返済シミュレーターが専用ページに置かれています。
必要書類は何ですか?
仮審査のあと、代表者様確認書類、決算報告書、今後の入金予定などを提出して本審査という流れです。契約時締結費用は印紙代(実費)です。
信用情報に記録されますか?
アクト・ウィル株式会社は貸金業の登録(東京都知事(5)第31521号)があり、個人情報保護方針にも個人信用情報機関に加盟している旨が書かれています。ファクタリングは債権の売買なので信用情報に関わりませんが、ABLは融資なので扱いが違います。
1枚の請求書だけ資金化したい場合はどうすればいいですか?
その場合はファクタリングのほうが合います。ABLは全ての売掛債権を担保に取る仕組みなので、他社との取引も含めて拘束されます。請求書1枚だけを売る形を探しているなら、当サイトの全件一覧から条件を比べてください。
このページの根拠
ABL(売掛債権担保融資)についての記載は、2026-09-23に公式サイトとよくある質問の原文を読んで確かめたものです。条件は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで確認してください。審査の結果・入金の時刻・利用できる金額は、各社の審査で決まります。